建物構造

国土交通大臣の超高層建築の構造性能評価認定を取得

「大地震の時、超高層ほど安心な建築はない」とは、専門家の間でよく言われることです。なぜなら、地上60mを超える超高層住宅については、通常の建築よりも遙かに厳しい設計審査基準があるからです。『ベイクレストタワー』は、建物構造の地震時、風圧力に対する強度などから施工方法に至るまで、財団法人日本建築センターによる多岐に渡る厳格な審査をクリア。国土交通大臣の認定(認定番号HNNN-0566)を取得した、安心の超高層住宅です。

100年コンクリートを採用した、超高層RC造。

『ベイクレストタワー』は超高層住宅に向いている剛性の高いRC(鉄筋コンクリート)造で建てられます。この際、建物を支える柱・梁などは、一般に使用するコンクリート強度の21~24N/mm2(1m2あたり約2,100~2,400トンの圧縮に耐える性能)を上回る最大強度100N/mm2の耐圧性能を確保。最大で1m2あたり約10,000トンもの圧縮に耐えられる、非常に高いレベルの高強度コンクリートを採用しています。日本建築学会「建築工事標準仕様書」では「設計基準強度がFc30N/mm2であれば構造体の大規模補修不要予定期間としておよそ100年」とされていますから、世代を超えて住み継がれる、耐久性の高い100年住宅が実現することとなります。

耐震性を向上させたバンドルチューブ構造。

中央部の吹き抜けのまわりに柱梁フレームで構成した8つのチューブを連続して配置したバンドルチューブ架構とし、外周部の柱スパンを大きく確保しました。このバンドルチューブ架構が地震時の変形を抑え、優れた耐震性を発揮します。また、建物コーナー部には2本の柱を設け耐震性を向上させると共に、開放性の高いコーナーサッシュを実現しています。

優れた粘りを発揮する高強度鉄筋。

柱主筋には、最大でD41(直径約41mm)、材料強度490N/mm2(通常強度の1.4倍程度)の高強度鉄筋を使用し、超高層建物の柱として充分な耐力を確保。また、柱の帯筋は継ぎ手部分を溶接した溶接閉鎖型帯筋(最大で材料強度685N/mm2 ・通常強度の2.2倍程度)を採用し、より剛性の高い構造を実現しています。

外壁には断熱性や耐久性に優れたALC板を採用。

外壁にはALC板(軽量気泡コンクリート)を採用。ALC板は外からの火を寄せつけにくくして延焼を防ぐ耐久性を誇るほか、断熱性は普通のコンクリートよりも優れています。また、内部層は密実性の高い現場発泡断熱材(25mm厚)を使用し、さらに空気層、石膏ボード(12.5mm厚)、ビニールクロスを採用した5層構造としました。不快な結露を抑制するよう、優れた断熱性を確保しています。

身体に優しいホルムアルデヒド対策。

建材などに使用されている化学物質が原因とされているシックハウス症候群を防ぐため、内装材にはホルムアルデヒドの放出量が最も少ない日本工業規格E0タイプの建材を採用。さらにフローリング、合板等にもホルムアルデヒド放散量が最も少ない日本農林規格Fc0タイプを、また、壁紙接着剤にはノンホルムアルデヒドタイプを使用するなど、健康的な住空間に配慮しています。

安心とプライバシーを守る戸境壁。

各住戸の戸境壁には、遮音等級TLD-55級品の乾式耐火壁を採用。万一の火災に配慮すると共に、優れた遮音性も発揮。生活音の漏れを最小限に防ぎ、他住戸や共用部からの音の進入を効果的に防止します。※実際の形状と多少異なります。

水回りの遮音対策にも配慮。

気になる水回りの音に対して、各住戸内では、隣接する居室との間仕切壁を厚さ約12.5mmのプラスターボードの二重貼としたり、遮音材を配管に巻くなどの処置を施し、音の軽減を計っています。また、天井から回り込む音を防ぐため、壁を天井スラブまで立ち上げて設置するなどの配慮を施しています。

遮音性を高めたオール二重床・二重天井構造。

床はスラブ厚約200mmとし、さらに二重床を採用。床衝撃音LL-45等級相当の製品を使用することで、上下階での遮音に配慮しています。また、床下や天井裏に配管用スペースが確保されるので、照明や水廻りのレイアウト変更がしやすくなっています。
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